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イノベーションと政治学―情報通信革命“日本の遅れ”の政治過程

高橋洋先生よりご恵与賜りました．ありがとうございました．
「どうして，ＩＴ革命はアメリカで発生し，日本は遅れをとったのか」（3頁）という，骨太かつ明確な問いの下，政府（特に，郵政省と通産省）が果たした役割から，同問いを考察をされております同書では，現代に至る情報通信政策の変移を学ばせていただくとともに，同政策への組織資源・人事資源配分について，着実な分析と明晰な記述の展開を通じて，我が国の官僚機構の一側面を彫刻されております．広く，そして，長く，政治学・行政学の分野において参照されつづける一冊になるかと存じております．当方，同政策分野におきましては，皆目不案内でございますが，恰好の勉強の機会と存じ，謹んで拝読させていただきます．重ねて御礼を申し上げます．ありがとうございました．