【滝川】滝川市は6日、道内で初めて公募した副市長の候補者を、埼玉県在住の元会社役員鈴木光一氏(62)に決定した。市は、3月の定例市議会で選任案を提出、4月から副市長を2人体制とし、鈴木氏は市役所改革や企業誘致を担当する。任期は4年。
 鈴木氏は東京都出身で早大政治経済学部卒。1973年に三井物産に入社し、商品先物大手の日本ユニコム取締役、三重県立高校で公募の民間人校長、国際支援のNPO法人事務局長を経て、現在は大宮法科大学院に在学している。<北海道新聞2月6日夕刊掲載>

本記事では,滝川市における副市長職公募の取組を紹介.2011年8月26日付及び同年11月7日付にて記録した,同市の同取組.同取組への応募状況は,同市HPを参照*1
「応募総数」は「125名」.その内訳は,性別は男性が「119名」,女性が「6名」と男性がその大半を示ている.また,「地域別」は 「道内90名」と「道外35名」.その詳細からは,「滝川市7名」と同市内からの公募は限定的であることが分かり,「札幌市」からは「49名」の応募がある.また,「他道内」からも「34名」の募集があり,その内訳は「関東7都県」が「21名」,「他道外」が「14名」である.125名の方々は,「40歳〜79歳」までと,幅の年齢の方々からの応募があり,その平均年齢は「55歳」.
これらの応募のうち「1次選考合格者」では「6名」が選考.その6名の内訳では,全ての方が男性となる.また,地域別では,「道内3名」,「道外3名」となる.地域別の内訳の詳細は,「札幌市2名」「小樽市1名」「東京都1名」「埼玉県2名」となり,同市からの応募者は第1次選考段階では含まれてない.また,「年齢」は「平均58歳」と,上記の募集全数よりも高めの年齢となっている.その後,「2次選考」が「2月上旬」に実施され,本記事の通り,お一人の方が同職の候補者として選出された模様.
しばし,「マネジャー」の選考においては,「内部の視点と外部の視点をバランスよく組み合わせて評価をくだす」*2ことが適切とも解される.同市では,第2次選考では,「市長並びに民間有識者による個別面接を実施」.その「民間有識者」の構成等も把握できると興味深そう.要確認.

*1:滝川市HP「副市長公募

*2:ヘンリー・ミンツバーグ『マネジャーの実像』(日経BP,2011年)259頁

マネジャーの実像

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