流山市は31日から11月30日までの1カ月間、東京メトロ千代田線と半蔵門線の電車内ドア上部に市のイメージ広告「母になるなら、流山市」を掲出する。首都圏から市への子育て世帯の転入者を増やす施策。都内から実際に移り住んだ7家族が流山の魅力を紹介するインターネットの専用サイトも開設する。
 市のPR広告「母になるなら、流山市」は2010年度からスタート。「父になるなら」のバージョンと併せ、期間限定で首都圏の駅構内や電車内に広告を掲出。初年度は25駅(東京メトロ18、JR7駅)と千代田線の車両内、昨年度は44駅(東京メトロ36、JR7、東急東横1)に大型ポスターなどを掲げた。市が取り組む子育て支援事業と併せて、流山に関心を持ってもらうイメージ戦略で、30〜40歳代の子育て世帯を意識した「母(父)になるなら」のキャッチコピーを前面に打ち出すインパクトのあるデザインが話題を呼んだ。3年目となる今年は東京メトロ2路線を走る車両内のドア上に横長の広告を張り出す。キャッチコピーにインターネットの検索機能を模したデザインを加え、市が開設する専用サイトの活用を促す。サイトでは近年に流山に転入してきた子育て中の父母が活字と写真を組み合わせて、それぞれの流山での生活ぶりや引っ越してきた理由などを紹介する。今月31日から来年3月末まで開設する予定。

本記事では,流山市における「シティーセイルス」の取組を紹介.同広報の取組は,同市HPを参照*1
「母になるなら,流山市」との広告を「東京メトロ千代田線と半蔵門線の電車内ドア上部」に掲出される模様.2011年度の同広告業務に関する契約内容を拝見させていただくと(2012年度分は,現在のところ確認できず,残念),「首都圏駅PR広告」では「キャッチコピー等の戦略が,最も重要なポイントである」との認識から,2011年度に関しては「方向性を検討」したうえで,2010年度から「「母になるなら,流山市.」のコピーを継承」されている.本記事を拝読させて頂くと,2012年度も同キャッチコピーを継続して掲出され,加えて,上記の同市HP内に「市が開設する専用サイト」を設置される模様.同広告を契機に「居住する地域を選択」*2する世帯の動態は,要確認.

*1:流山市HP「流山市公式PRサイト

*2:横山彰,馬場義久,堀場勇夫『現代財政学』(有斐閣,2009年)19頁

現代財政学 (有斐閣アルマ)

現代財政学 (有斐閣アルマ)