燕市が運営する英語教室「Jack&Betty教室」が11日、市役所で開講した。自治体が英語教室を開くのは全国でも珍しく、市の予想を大きく上回る約160人の小中学生が参加。英語での自己紹介などに積極的に挑戦した。
 英語力を培うとともに、燕への愛着を持ってもらおうと市が企画した。市内在住の小学5年生〜中学3年生の希望者が対象。英語が堪能な市内の企業関係者らが講師となり、生きた英語を学ぶ。市内の風景や文化を題材にした「つばめっ子かるた」も教材に使う予定だ。
 市は当初、小中学生合わせて100人程度の参加を予想していたが、それを大きく上回った。第1回の授業を前に開かれた開講式では、鈴木力市長が「燕市は洋食器の輸出で世界的に有名で、外国や英語が身近なまちだった。教室で学び、世界に羽ばたいてほしい」とあいさつ。授業は小・中学生に分かれ、講師が使うのはほとんど英語。英語の自己紹介に挑戦した小学生は名前や小学校の紹介をし「よろしくお願いします」とあいさつ。楽しみながら英会話を学んだ。中学生は、自己紹介の時に使う慣用表現を発音しながら覚えた。

本記事では,燕市における英語教室開講の取組を紹介.同取組は,同市HPを参照*1
同取組では,同「市に在住する」「小学5年生〜中学3年生」のうち「希望者」が対象となる.「外国人の英語指導助手」.「日本人の英語指導助手」,「特別(外部)講師」,「市教委指導主事」等が「講師」となり, 「全希望者対象」とした「5月〜12月」の「第1期」,「海外派遣生対象」とした「12月〜3月」の「第2期」に分かれて,毎月「土曜日」「月2,3回」で「20回ほど」を「開講」予定.同取組を通じて,「小5〜6年生」は「英語検定5〜4級程度」,「中1〜3年生」は「英語検定4〜準2級程度」*2を目指す,という.
同取組への「費用」は「年間800 円」*3と「受益者負担*4と設定されるなかで,本記事によると「100人程度の参加」予想に対して,実際には「約160人」が参加された模様.増加分による応益負担として,費用の再設定も行なわれるのだろうか.要確認.

*1:燕市HP(教育・生涯学習・スポーツ小中学校Jack&Betty教室についてJackジャック &アンド Bettyベティ教室 参加募集要項

*2:前掲注1・燕市(Jackジャック &アンド Bettyベティ教室 参加募集要項)

*3:前掲注1・燕市(Jackジャック &アンド Bettyベティ教室 参加募集要項)

*4:原徹, 伊藤大貴『学校を変えれば日本をは変わる』(阪急コミュニケーションズ,2013年)85頁

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