伊勢原市が呼び掛けていた公式イメージキャラクターの募集が締め切られ、応募数は市が目標に掲げていた300点を大幅に上回る1061点に達した。
 市内外に魅力を発信し、知名度アップや観光活性化につなげようと、4月から6月にかけて募集を行った。市の集計では、小学校1年生から79歳まで幅広い年齢層から応募があり、市内から828点、県内の他地域からは176点。さらに北海道や広島県など県外からも57点届いた。代表的な観光地でもある大山の豆腐やこまをあしらった作品が目立ち、「フルーツの里」らしくナシやミカンを題材にしたアイデアも多いという。
 市長や市観光協会会長、民間デザイナーら8人による1次選考を実施。選ばれた10点について、今月中に市内の小中学生や市民による投票を行って最優秀作品を決め、8月に発表する。市広報広聴課の辻雅弘課長は「伊勢原の魅力について考えてもらうきっかけになったのでは。予想外の応募数で選考は大変だが、まさにうれしい悲鳴」と喜んでいる。

本記事では,伊勢原市におけるイメージキャラクターの募集結果を紹介.
同市では,同市が位置する神奈川県から「横浜,鎌倉,箱根に次ぐ第4の国際観光地の創出」として「新たな観光の核づくり認定事業」に認定され」たことを受けて,同市の「魅力や特色を市内外に効果的及び積極的に発信」し「知名度向上やイメージアップを図るため」「誰からも親しまれる市のイメージキャラクター」を「平成25年4月22日(月)〜6月17日(月)の期間で「募集」*1
同市が公募時に提示された要項を確認すると,具体的な要件は,まず一つめが「市の魅力等をPRするのにふさわしいデザイン」であること,その際,「自由な発想可」ともある.二つめは「だれからも親しまれ,愛着が持たれるデザイン」であること.三つめは,「着ぐるみ(大人が着用)やぬいぐるみなど」「幅広い用途で活用できるデザイン」であること.最後に,「イメージキャラクターは1体」であり「彩色された正面図と側面・背面からのデザイン」を「それぞれ別々の用紙で提出すること」*2,とある.「最優秀賞1点」を選考.最優秀賞には「賞状」と「副賞」として「10万円」,ただし「受賞者が未成年の場合は,保護者の同意が必要」となり「受賞者が高校生以下の場合」には「副賞は図書カード」が授与される予定.
本記事によると「1061点」の募集があり,内訳は「市内から828点,県内の他地域からは176点」,「県外から」「57点」であった,とう.募集数に限らず,実際に選考後に上記要項に記載されていたように「着ぐるみ」等「幅広い用途で活用」されるなど「3次元になったとき」*3などで,「末永く愛されるキャラクター」*4となりうるかが肝要とも考えられなくもない.今後の選考結果と実際の活動も確認.

*1:伊勢原市HP(市長の部屋記者会見平成25年4月定例記者会見)「市長長記記者者会会見見資資料料」4頁

*2:前掲注1・伊勢原市(市長長記記者者会会見見資資料料]」5頁

*3:熊本県庁チームくまモンくまモンの秘密』(幻冬社,2013年)91頁

くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ (幻冬舎新書)

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*4:前掲注3・熊本県庁チームくまモン2013年:227頁