環境省の2012年度一般廃棄物処理実態調査結果で、松山市の1人1日当たりごみ排出量が人口50万人以上の都市では7年連続で全国最少となった。同省によると、同一自治体の7年連続首位は初。ごみ排出抑制に取り組む市の成果が実った格好で、市環境政策課は「今後も1位を続けたい」としている。
 松山市のごみ排出量は1人1日当たり827.8グラムで、2位の東京都八王子市(829.5グラム)、3位の広島市(841.4グラム)などを抑えた。908.7グラムで初めてトップになった06年度以来、7年連続で1位を守っている。
 市環境政策課は「他自治体と比べて特別厳しい分別はしていない。ごみ減量、リサイクル推進への市民の理解のたまもの」と説明。市ホームページなどで重量が大きくなりがちな生ごみ減量策として「食材を買いすぎず、食べ残しをしない」「ごみ出し前の水切り徹底」を呼び掛けている。2位の八王子市とわずか1.7グラム差で、前年度の24.9グラム差から急接近。同課は「人口に外国人を含めるよう算定方法が変わり、差が縮まった」と分析し「課内で知恵を出し合い、新たな啓発方法も考えたい」と検討している。【伝田賢史】

本記事では,松山市における一般廃棄物処理状況を紹介.環境省による2012年度の「一般廃棄物の排出及び処理状況等」の調査結果では,「リデュース(1人1日当たりのごみ排出量)」の「取組の上位10位市町村」のうち「人口50万人以上」の都市では,「827.8グラム/人日」*1で同市が第1位.本記事によると「7年連続首位」とのこと.「ポジティブ情報」*2による排出抑制への影響も窺われるのだろうか.要確認.