島根県は28日、今年4月1日現在での推計人口が70万人を切り、約69万7千人になったと発表した。県によると、70万人を下回るのは、1920年に国勢調査が始まって以来、初めてという。
 推計人口は、5年に1度の国勢調査の人口を基に、毎月の出生、死亡、転入、転出のデータを加減して推計した人口。高度成長期に若年層が都市部へ流出したことや、少子高齢化を背景とした人口の自然減などが原因。ピークは55年の92万9千人で、2040年には約52万1千人に減少することが予想されるという。

本記事では,島根県における推計人口を紹介.
同推計によると「4月1日現在」の「推計人口」は「697,489人」,性別毎での内訳は男性333,715人,女性363,774人*1となる.本記事によると「70万人を下回る」ことは「1920年」の「国勢調査」開始以降「初めて」とのこと.加えて本記事では,「2040年」の同県の推計人口は「約52万1千人」と紹介.
なるほど,「日本全体の人口減少がさらに加速化していく事態」のなかでの,「人口のブラックホール現象」*2がやはり観察されそう.悩ましい.

*1:島根県HP(しまね統計情報データベース分野別一覧人口・世帯推計人口月報平成26年(2014))「島根県推計人口月報(平成26年4月1日現在)」(統計速報第2号,平成26年4月28日) 

*2:増田寛也+人口減少問題研究会「2040年,地方消滅.「極点社会」が到来する」『中央公論』2013年12月号,28頁