8月14日告示、同31日投開票の知事選を前に、香川県選管は27日、香川県高松市内の印刷工場で投票用紙の印刷を行った。投票用紙は高松市選管には同日中、他市町選管には28日朝に発送する。
 この日は午前7時から印刷機2台で作業を始め、白地に黒のインクで印刷、一般投票用紙82万9千枚、点字投票用紙2500枚、船員不在者投票用紙800枚の計83万2300枚を刷り上げた。今回から不正防止のため、「平成二十六年執行」と選挙の実施年を印刷している。作業には県選管職員13人が立ち会い、印刷ミスなどがないかを入念にチェックした。裁断後は1千枚ずつを束にまとめ、市町ごとに箱詰めした。6月2日現在の県内選挙人名簿登録者数は82万1736人。

本記事では,香川県における知事選挙の投票用紙の取組を紹介.
2014年「8月14日」が「選挙の期日の公示日」,「8月31日」が「選挙の期日」*1となる同県知事選挙.2013年「3月10日」に執行された同県「議会議員補欠選挙」では,選挙名と注意書き,候補者氏名の記入欄が記載されていた「投票用紙」*2.本記事によると,同県知事選挙の投票用紙では「「平成二十六年執行」と選挙の実施年を印刷」されたことを紹介.また,「消極的選挙管理」*3との類型にも位置づけられることもある日本の選挙管理のなかでも,同印刷「作業には県選管職員13人が立ち会い」ながら,監視を実施されている.投票用紙への執行年の有無状況は,要確認.

*1:香川県HP(県政基本情報香川県選挙管理委員会)「香川県選挙管理委員会

*2:香川県HP(県政基本情報香川香川県報平成25年3月発行分一覧)「香川県選挙管理委員会告示第13号」(平成25年3月1日)

*3:大西裕「民主主義と選挙管理」大西裕編著『選挙管理の政治学 -日本の選挙管理と「韓国モデル」の比較研究』(有斐閣,2013年)27頁