京都市上下水道局が2016年度から局名の変更を検討している。水道水の供給や汚水処理だけでなく、近年は浸水や災害防止なども含め業務が多様になったことを受け「より的確な局名を」と企画した。市民に意見を募り、決定する。
 同局によると、1906(明治39)年に上水道事業が、29年に下水道事業が始まった。72年に水道局、下水道局の名称となり、2004年4月に統合されて現在の局名になった。市民から募集する新しい局名案は、文字数に制限はなく、ひらがなやアルファベットなどの文字の種類も規制しない。市民からの案を含めて同局幹部らで検討し、決定する。局名の変更には条例改正が必要なため、来年2月市議会に条例改正案を提出し、可決すれば16年4月から使用する予定。
 同局によると、市民から局名の案を募るのは市では初といい、「50年後、100年後にも通用するような局名を考えてもらえれば」と期待している。市民からの案は8月31日まで同局のホームページやファクスなどで受け付ける。問い合わせは同局職員課TEL075(672)7803。

本記事では,京都市における局名変更の方針を紹介.
同市では,2004年度に「水道局と下水道局を1局に統合」し,「上下水道局」*1との名称を採用.2014年7月の「水循環基本法」施行を踏まえ,「水道事業,下水道事業」を「50年後,100年後の未来にしっかりと繋いでいく」ことを目的に,2016年度をめどに「水道水の供給や汚水の処理」に限らない「水道事業,下水道事業が担う幅広い重要な役割」を「より的確に表現する新しい局名」に「変更することを検討」*2する方針が示されている.同局の名称の「改称」*3にあたり同市では,「ふさわしい局名」*4を理由とともに自書するアンケート形式により募集する.今後の募集状況は,要確認.