東京都が出資する新銀行東京が、地方銀行東京都民銀行八千代銀行を傘下に持つ「東京TYフィナンシャルグループ」の傘下に入る方向で詰めの協議をしていることが26日、分かった。東京都が保有する新銀行東京の株式と東京TYの株式を交換する形で調整しており、東京都は銀行経営から事実上撤退することになる。
 新銀行東京は2005年、中小企業支援を目的に当時の石原慎太郎知事の主導で、東京都が1千億円を出資して開業した。しかしずさんな貸し出しで多額の不良債権が発生し、すぐに経営が悪化。08年に東京都が400億円を追加出資して経営再建を進めていた。

本記事では,東京都が出資する新銀行東京経営統合の検討状況を紹介.
「都内中小零細企業の資金調達を支援するため」*1,「前代未聞の自治体による銀行の創設」*2となった同行.2015年5月27日付の同行からの発表では,「経営統合について検討を開始していることは事実」ではあるものの「現時点で発表できる具体的な事実は」*3ないという.今後の検討内容は,要観察.