日本の人口や世帯構成などを調べる5年に1度の国勢調査が10日、始まる。パソコンやスマートフォンを使ったインターネット回答を初めて全国的に導入、10〜12日に各世帯に回答用のIDとパスワードが書かれた紙を配布する。東日本大震災後初めての国勢調査で、被災地の人口移動の実態や、全国的な人口減少の把握が焦点。
 調査の基準日は10月1日。外国人を含む国内に住む全ての人が対象で、性別や世帯員数、職業などを尋ねる。ネット回答は9月10〜20日に入力可能。調査結果は、来年2月に男女別の人口と世帯数の速報を公表。自治体間の転出入状況など詳細な集計は同10月以降に発表。

本記事では,国勢調査の実施日程を紹介.
まずは,2015年9月10日から12日までに,「インターネット回答用IDを世帯に配布」され,「ID・パスワード」が配布された同日から同月20日までの間で「パソコンやタブレットスマホ」から「インターネット回答」*1が開始される.その後,同年同月26日から30日の間で「インターネット回答がなかった世帯」に対して「調査票」が「配布」され,同年10月1日から同月7日までに「調査票」を「提出」*2することとなる.
「初めて全世帯を対象」に「オンライン調査」が「実施」*3される今回の国勢調査
「調査実施側と被調査者との間」での「融和的」*4な関係が継続されるか,同調査の実施状況は,要観察.

*1:総務省HP(組織案内統計局国勢調査とは国勢調査2015)「国勢調査の流れ

*2:前掲注1・総務省国勢調査の流れ)

*3:総務省HP(組織案内統計局国勢調査2015インターネット回答)「国勢調査の「ビッグチャレンジ」

*4:松井望「統計制度」森田朗・金井利之編著『政策変容と制度設計―政界・省庁再編前後の行政―』(ミネルヴァ書房,2012年)125頁