「サンタクロースの聖地」を標ぼうする天草市が1日、「サンタビズ」を始めた。観光振興課の職員らでつくるサンタクロース課のメンバーが赤い衣装で勤務し、ほかの職員もサンタのイラスト入りの赤い名札を着ける。31日まで。
 同市は毎年9月の世界サンタクロース会議in天草をはじめ、サンタやクリスマスにちなんだ地域振興に取り組んでいる。サンタビズは2年前から続けている。
 天草宝島国際交流会館ポルト内にある同課では、職員ら11人が自前の衣装や帽子を身に着け、パソコンをたたくなどしていた。渡邊英人課長は「サンタの聖地・天草に興味を持ってもらえるように、ほかの事業所にも広めたい」と、衣装のような熱意でPRした。(酒森希)

本記事では,天草市における「サンタビズ」の開始を紹介.
2015年「7月1日」に「仮想の『サンタクロース課』を設置」*1した同市.同課は「観光振興課の職員などで構成」されており,「同課内はクリスマス風の飾り付け」がされているとともに,「職員はサンタクロースの服装」にならい「サンタビズ」で「業務を行ってい」る模様.本記事によると,同年12月1日からは「自前の衣装や帽子」である「サンタの格好」で勤務を開始された模様.「ビュロクラシーでありながらビュロクラシーではない」*2とともに,サンタでありながらサンタではない,同市の取組.ぜひ観察してみたい.

*1:天草市HP(市政だより天草)「市政だより天草」Np.224,平成27年8月1日号,11頁

*2:田尾雅夫『公共マネジメント -組織論で読み解く地方公務員 (有斐閣ブックス)』(有斐閣,2015年)238頁

公共マネジメント--組織論で読み解く地方公務員 (有斐閣ブックス)

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