公共空間を有効利用しようと横浜市都市整備局は、普段ほとんど使われていない市庁舎屋上の活用法を探っている。試みに職員による「青空会議」を十七日に屋上で開き、感想を聞いた。
 市はビル屋上や入り口、公開空地などの公共空間も街の活性化に役立てられないか検討している。市庁舎の屋上は二〇〇七年に喫茶室が閉鎖されて以来、喫煙所しかなく訪れる職員も少ない。
 公園などを「人のつながる場所」にしようとイベントを開くNPO法人「ハマのトウダイ」(中区)が協力。屋上に人工芝を敷き、テントやハンモックを置いて彩った。各課の職員五十人が青空会議に参加し、横浜駅西口再開発などを議論した。終了後、「雰囲気は良いけど、声は通りにくい」などの意見が出た。市は会議以外の活用法も検討する。 (志村彰太)

本記事では,横浜市における庁舎活用の取組を紹介.
地上8階・地下1階建ての同「市庁舎」*1において,本記事によると屋上を活用した会議を開催された模様.本記事でも紹介されている同NPO法人の2016年3月21日付のFBによると「Parkcaravan」という「実証実験」*2の一つの模様.本記事でも紹介されている「会議以外」での「開かれ」*3た「活用法」の検討状況は,要観察.

*1:横浜市HP(市庁舎周辺案内)「市庁舎

*2:Npo法人ハマのトウダイFB「2016年3月21日

*3:松井望「行政財産使用の選択 〜目的外使用の許可制度と貸付制度」小島卓弥編著『ここまでできる実践公共ファシリティマネジメント』(学陽書房,2014年)261頁

ここまでできる 実践 公共ファシリティマネジメント

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