健康づくりに役立ててもらおうと、練馬区スマートフォン用アプリ「ねりまちてくてくサプリ」の無料配信を始めた。体重や血圧などを記録できるほか、歩いた歩数を距離に換算して「山手線一周」「世界一周」などをバーチャルで楽しめるウオーキング機能も盛り込んだ。
 ウオーキング機能は、「区内てくてくコース」と「バーチャルてくてくコース」の二種類がある。衛星利用測位システム(GPS)を利用して実際のルートを歩く「区内」は八コースを用意。歩数を距離換算する「バーチャル」は九コースで、箱根駅伝(百七キロ)や山手線一周(三十四キロ)、世界一周(六千二百十七キロ)に挑戦できる。アプリ利用者同士でグループをつくり、毎日の歩数を競うこともできる。
 区内の公共施設や催しを案内する機能も付けた。区健康推進課の担当者は「楽しみながら健康づくりができるアプリなので、ぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。区はアプリ開発費として本年度予算に八百五十万円を計上していた。
 インターネットの「App Store」か「Google Play」でダウンロードできる。問い合わせは同課=電03(5984)4624=へ。 (山田雄之)

本記事では、練馬区における健康づくりの取組を紹介。
同区では、2017年「11月1日から」「日々の健康づくりを応援する」同区の「オリジナルのスマートフォン用アプリ」を「配信」*1。同アプリでは「区の健康に関する情報」を提供するとともに、「血圧」「体重、歩数等の毎日の記録」をすることで「グラフ」化が行われ「基本的な生活習慣のチェック」*2が可能となる。「歩数・体重・毎日の行動に関する目標」の「設定」や「設定された歩数などの条件をクリア」した場合に、「スポーツクラブの一日体験を申し込む権利」が付与されるような「プレゼント」*3もある。
「健康アプリおよびサービスの利用は無料」*4。また、「登録された個人情報」は「個人情報の保護に関する法律」「練馬区個人情報保護条例」「その他関係法令等に基づき厳正に管理」されるとともに、「利用者の登録情報の一部とその他アンケート等の情報は「適宜取得し、利用者個人を特定できない情報に加工した上で、データの集計、分析、公表等 に用いる場合」*5もある。
健康づくりへの行動の「選択をうながす仕組みや仕掛け」*6の結果は、上記「分析」の結果の「公表」後、要確認。

*1:練馬区HP(暮らしのガイド保健・医療・健康・衛生健康づくり)「健康アプリ「ねりまちてくてくサプリ」配信開始しました

*2:前掲注1・練馬区(健康アプリ「ねりまちてくてくサプリ」配信開始しました)

*3:前掲注1・練馬区(健康アプリ「ねりまちてくてくサプリ」配信開始しました)

*4:練馬区HP(暮らしのガイド保健・医療・健康・衛生健康づくり健康アプリ「ねりまちてくてくサプリ」配信開始しました )「ねりまちてくてくサプリ(練馬健康管理アプリ)利用規約

*5:前掲注4・練馬区HP(ねりまちてくてくサプリ(練馬健康管理アプリ)利用規約

*6:NHKスペシャル取材班『健康格差』(講談社、2017年)145頁