県は一日、児童・高齢者・障害者に関する虐待通報を一元的に受け付ける電話ダイヤル「#7171」を開設する。県によると、同種のダイヤル開設は全国で初めて。
 現在は、児童虐待児童相談所の全国共通ダイヤル「189」や各児相、高齢者・障害者虐待は各市町村の担当課などと、通報先がばらばらになっている。
 新たに開設するダイヤルは二十四時間、三百六十五日受け付け、平日は県福祉政策課職員、夜間や土日祝日は外部の委託業者が一元的に対応する。内容によって児相や市町村に電話をつないだり、警察への通報を促したりする。
 県の担当者は「虐待に関わる機関がたくさんあって相談窓口を調べるのも大変な中で、連絡しやすい環境をつくることで虐待の早期発見や早期対応につなげたい」と話している。 (井上峻輔)

本記事では,埼玉県における通報の取組を紹介。
同県では,「虐待の通報や相談に常時対応」し「虐待の早期発見や早期対応」を目的に,「児童・高齢者・障害者虐待のすべてに24時間365日」「受付・対応する」「シャープダイヤル」を,2018年「10月1日から」*1開設。「番号」には「虐待ない絶対ない社会へ」という「意味を込め」*2られている,という。「一箇所にコンタクトすれば,すべてが対処される仕組み」*3となる同取組。通報及びその対応状況は,要観察。

*1:埼玉県HP(県政情報・統計県政資料・県報県政ニュース(報道発表資料)2018年度2018年9月)「埼玉県虐待通報ダイヤル#7171を開設します。 24時間・365日受付・対応

*2:前掲注1・埼玉県(埼玉県虐待通報ダイヤル#7171を開設します。 24時間・365日受付・対応)

*3:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『第3版 ホーンブック地方自治』(北樹出版,2014年)192頁

ホーンブック 地方自治[第3版]

ホーンブック 地方自治[第3版]