都は23日、伊豆諸島や小笠原諸島といった都内の島しょ部をPRする「東京宝島事業」のロゴマークを発表した。豊かな自然に恵まれ、海の幸や島焼酎などの特産物がある島々の「ブランド化」に活用していく。 (榊原智康)
 港区海岸のニューピアホールで開かれた「東京宝島会議」の初会合で披露した。会議には、島しょ部の町村長や観光関係者ら約百人が出席した。
 都内には、人が住む島は十一ある。ロゴマークは、色とりどりの十一個の三角形が組み合わされ、ダイヤモンドの形になっている。「十一の離島が集合し、光り輝く宝物になる。各島にカラフルな光をあて、それらが集う様子をダイヤモンドに見立てた」(都担当課)という。
 小池百合子知事は「宝物を探して光り輝かせて、もっと多くの方々に見ていただきたい、楽しんでいただきたい。そういう思いでいっぱい。ブランド化に向けた取り組みを加速させたい」と述べた。

本記事では,東京都における島嶼部のブランド化の取組を紹介。
同都が設置した東京宝島推進委員会から,2017年12月に提出された『島しょ地域のブランド化に向けた提言』*1では,「ブランド化を継続的かつ一貫的に推進していくために」「まず関係者の意識を同じ方向 に向かわせるグループブランド」の「構築が必要」*2との提言された同都。2018年10月23日に開催された「第1回東京宝島会」では,本記事で紹介されている通り,「東京宝島ブランドロゴ・コンセプト」を「発表」*3。「島国」*4でもある同都。同取組を通じたグループブランドの醸成状況は,要観察。