■神戸市、職員給与の組合費天引き廃止へ 市会が条例可決(神戸新聞2019年2月18日)神戸市職員労働組合(市職労)のヤミ専従問題に絡み、神戸市会は18日、職員給与から組合費を天引きできないようにする条例改正案について、自民、公明、維新の3会派などの賛成多数で可決した。1年間の猶予期間を置き、来年3月末で天引きは廃止される。
条例改正案は自民、維新が昨年10月、新規採用職員向け研修後に市職労の勧誘、加入手続きが行われていたことを問題視し、「職員の意思に反して天引きが行われている」として提案。「ヤミ専従とは別問題」などの反対意見もあり、継続審査となっていたが、今月の市会総務財政委員会で、公明が廃止時期を1年間先送りする修正案を提出し、可決された。
市職労によると、組合員約7200人のうち約7割が組合への残留と天引きに同意しており、約1200人が脱退希望の意思を示したという。現在、全国の20政令市で組合費の給与天引きをしていないのは、北九州、大阪市の2市。(若林幹夫)
本記事では,神戸市における職員団体等の活動に関する対応を紹介。
同市では,2018年9月に「市職員の職員団体等の活動における職務専念義務違反に関する調査委員会」*1を設置。同委員会は,5回の調査審議を行い,2019年1月31日に『最終報告書』*2を同市長に提出。本記事では,「職員給与から組合費を天引きできないようにする条例改正案」が,2019年「2月18日」*3の同市会で「可決」されたことを紹介。「専従」*4を契機に進められている同取組。同委員会報告等を踏まえた対応状況は,要確認。
*1:神戸市HP(市政情報 : 行財政改革 )「神戸市職員の職員団体等の活動における職務専念義務違反に関する調査」
*2:神戸市HP(市政情報 : 行財政改革 :神戸市職員の職員団体等の活動における職務専念義務違反に関する調査)『最終報告書』
*4:橋本勇『知っているとトク知らないとソン 自治体職員の就職から退職まで』(ぎょうせい,2018年)190頁
知っているとトク 知らないとソン 自治体職員の就職から退職まで
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