渋谷区がハロウィーン対策初会合、6月に提言 (日本経済新聞2019年2月27日)

 東京都渋谷区は27日、10月末のハロウィーンに備えた対策を議論する初の検討会を開いた。ハロウィーンの時期には渋谷の繁華街に仮装した若者らが押し寄せ、2018年には軽トラックが横転させられたほか、痴漢などの疑いで逮捕者が出た。地元の商店街や警察などをメンバーとする会議で路上での飲酒の規制などを議論し、6月をめどに提言をまとめる。

本記事では,渋谷区における大規模イベント対策の取組を紹介。

2018年10月31日に開催された「ハロウィーン」では,「周囲に迷惑をかけることなく」「モラルやマナー」「法令を守り」「健全にお楽しみいただくよう」*1お願いをしてきた同区。同区では,「ハロウィーン等の大規 模イベント」にて,同「区民」,「来街者が安心して楽しめる方策を検討」する目的から「ハロウィーン検討会」*2を設置。本記事では,2019年2月27日に同検討会の第1回目が開催されたことを紹介。

同検討会を通じて,参加者の「利己性をそれ自体として抑制することなく,しかしながら,それを一定の方向に導くため」*3ための方策の検討は,要観察。

*1:渋谷区HP(区政情報:広報・区のメディア:報道発表)「10月31日のハロウィーンに向けたお願い

*2:渋谷区HP(区政情報:財政:予算案の概要)「平成31年度 (2019年度 )渋谷区 当初予算案の概要」7頁

*3:宇野重規「コモンズ概念は使えるか 起源から現代的用法」待鳥聡史・宇野重規編著『社会のなかのコモンズ 公共性を超えて』(白水社,2019年)39〜40頁

社会のなかのコモンズ:公共性を超えて

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