■行政手続きにAIスピーカー 浜松市で実証実験(静岡新聞2019年3月6日)浜松市は5日、スマートスピーカー(別名AIスピーカー)を利用した行政手続き情報案内の実証実験を市役所で始めた。6日まで事前に募集した計72人が参加する。得られたデータや要望を改善や新サービスに生かす。
人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)の活用で市民サービス向上や業務効率化を目指す狙い。市が民間企業とAIスピーカー用のスキル(アプリ)を開発中で、行政手続き案内するスキルの実証実験は全国初。市はAIスピーカーと、電話や窓口案内を併用していく考え。
実験では、休日当番医の案内や、住民票の写し、パスポート申請の手続き方法を、20~60代の男女が尋ね、多様な属性や状況に応じて必要な情報が入手できるかなどを試した。語尾に「お願いします」などと文言を付けると認識されないケースもあった。
浜松市中区の30代の女性は「ホームページで必要な情報が見つからない場合も多いが、今回は音声で分かりやすかった。さまざまな事柄で利用できれば」と実用化に期待した。市から届くお知らせ機能で、災害情報の発信を求める声もあった。
*1:浜松市HP(市政情報 :広聴・広報 )「AIスピーカーを使った行政情報案内に関する実証実験」市民モニター募集!」
*2:前掲注1・浜松市(AIスピーカーを使った行政情報案内に関する実証実験」市民モニター募集!)
*3:稲継裕昭『AIで変わる自治体業務 残る仕事、求められる人材』(ぎょうせい,2018年)166頁