増えます街角ピアノ 神戸市が計5カ所に常設へ(神戸新聞2019年4月11日)
 神戸市は、街角で誰もが自由に弾けるストリートピアノを増設する。既に常設した神戸ハーバーランドの地下街「デュオこうべ」に加え、試験設置中の市営地下鉄新神戸駅西神中央駅など計4カ所にも常設する。11日の定例会見で、久元喜造市長が明らかにした。

 同市は今年1~2月、デュオ神戸に試験的にアップライトピアノを設置。好評だったため3月21日に常設とした。他の場所でも順次、試験設置しており、運用面などで問題がなければ常設に切り替えることにした。

 これまでに、メトロこうべ中央広場(5月上旬予定)▽西神中央改札内(4月27日予定)▽新神戸駅(同)▽神戸電鉄鈴蘭台駅前の再開発ビル(4月中予定)-の4カ所で常設を計画。いずれも幼稚園や小学校などで不要になったピアノが使われ、西神中央駅には試験設置の段階からグランドピアノが置かれている。

 市内外から反響が寄せられているといい、久元市長は会見で「人垣ができたり、見知らぬ人同士がアンサンブルをしたりするなど、新たなにぎわいやコミュニケーションが生まれている」と評価。「今後さらに増やしていく可能性がある」と述べた。(石沢菜々子

本記事では,神戸市における音楽振興の取組を紹介。
同市では,「ピアノ」を「市民」や「来街者」が「街角で気軽に音楽に触れ」ることで,「まちに潤いとにぎわい,交流を生み出し」,同市の「魅力をより発信していく」ことを目的に,「ストリートピアノを設置」*1。本記事では,設置に伴う「反響」を紹介。同取組による同市内に「音楽で満ちていく」*2様子は,要観察。

 
 

*1:神戸市HP(総合メニュー : 市政情報  :  記者発表資料  :  2019年3月 )「デュオこうべ浜の手にストリートピアノを設置します!

*2:恩田陸蜜蜂と遠雷(下)』(幻冬社文庫,2019年)474頁

蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)