街カフェで気軽に交流 在宅子育て親子を応援 全国初の取り組みt(東京新聞2019年6月19日) 

  在宅で子育てをして孤立しがちな親子を支援しようと練馬区は十八日、区内の民間カフェを活用した事業「練馬こどもカフェ」を始めた。コーヒーを飲みながら親子同士が気軽に交流し、区が派遣する保育士などの専門家のアドバイスも受けられる。

 事業実施のため、区は六日、タリーズコーヒージャパン(新宿区)と協定を締結した。店舗はスペースを提供し、区は保育士や看護師などの専門家を派遣。親は飲み物代を自己負担して参加する。区によると、民間カフェを活用したこのような取り組みは全国初。

 初回のこの日は、大泉学園店(東大泉二)であり、近隣の親子七組と大泉にじのいろ保育園の保育士二人が来店。靴を脱いで小上がりのソファに座り、保育士の絵本の読み聞かせを楽しんだり、布を使った遊びをしたりした。一般の来店客もいる店内に子どもの声が響いた。

 初めての子育て中の権上美季さん(32)は十一カ月の長男快仁(かいと)ちゃんと参加。「普段は子どもと一対一で過ごすことが多く、気持ちが詰まることもある。きょうは子どもも楽しそうだった」と話した。

 取り組みは、キッズスペースの設置を進めるタリーズ側の意向とも合致して実現。大泉学園店と石神井公園店(石神井町二)の二店舗で、月二回ほどテーマを設定して実施していく。区の担当者は「従来の支援事業に通っていない親子に利用してもらいたい」と話し、実施場所を増やせるよう他のコーヒーチェーンとの協定を検討している。

 七月は離乳食や虫よけなどのテーマを予定。各回定員五組。参加希望者は来店して申し込む。 (渡辺聖子)

本記事では,練馬区における子育ての取組を紹介.

同区では,「区内のカフェ」で子供と「一緒に参加して」「遊んだり」「保護者同士が交流したり」し「リラックスできる場を提供」*1する取組を開始.対象は,「在宅で子育てしている」「家庭の未就学」の子供と「保護者」*2.同社の2店舗にて「月に2回程度」「平日の午前10時から午前11時」*3.に開催される予定.「政府部門と民間部門の境界線が入り組んだ形で,公共問題を解決していく」*4同取組.交流状況は要観察.