五輪混雑緩和へ通勤時間を分散 横浜市職員が試行(神奈川新聞2019年7月24日)
横浜市は29、30の両日、市職員を対象に、通勤時間帯をずらす「オフピーク通勤」を試行する。来年の東京五輪・パラリンピックで、野球とソフトボール競技が行われる横浜スタジアム(同市中区)周辺の交通混雑緩和策を検討するのが狙い。フレックスタイム制度や夏季休暇の取得も促しながら、公共機関の利用を分散させる。
対象は、スタジアム近くの市庁舎や中区役所などで働く7千人弱の職員。午前7~10時の間、JRや市営地下鉄、横浜高速鉄道みなとみらい線の利用を極力、避けるよう呼び掛ける。
市職員は通常、午前8時半から午後5時15分まで勤務。一方、市のフレックスタイム制度は、所属長の承認が得られれば、始業時間を午前7時15分から午前10時までの間、15分刻みで選ぶことができる。
東京五輪ではソフトボールの第1試合が午前10時から行われる予定で、開始時間前は観客で周辺が混雑することが予想される。市オリンピック・パラリンピック推進課は「効果や課題を検証し、対策を検討する。来年に向け、通勤時間分散化の機運を高めていきたい」としている。
同市では,で記録した東京都と同様に,同市では,「東京2020 オリンピック・パラリンピック」にて,「2020 年7月 23 日~8月8日の期間」,「横浜国際総合 競技場でサッカー競技」「横浜スタジアム」で「野球・ソフトボール競技」が開催され」ることを受けて「道路・鉄道等で相当な混雑が予想され」ることから,2020年の「夏に向けた交通混雑緩和対策の試行として」,同「市職員を対象」に「オフピー ク通勤」の「実施」*1を予定.「実施期間」は「2019 年7月 29 日」と同年同月「30 日」の「2日間」*2.「関内駅周辺に勤務する」同市「職員」は,「7時」から「10 時」の「オンピーク時間」に「JR関内駅・地下鉄関内駅・みなとみらい線日本大通り駅の3駅」を「極力利用を避け」*3るとある.
「イベントとしてではなく日常的な働き方改革の選択肢」*4としての移行への検討状況は,要観察.
*1:横浜市HP(市の情報・計画:広報・広聴・報道:記者発表:市民局:記者会見2019年度:東京 2020 大会の交通混雑緩和に向けた夏の試行として 「2019 年 オフピーク通勤」を実施します)「東京 2020 大会の交通混雑緩和に向けた夏の試行として 「2019 年 オフピーク通勤」を実施します」(令和元年7月18日,市民局オリンピック・パラリンピック推進課)
*2:前掲注1・横浜市(東京 2020 大会の交通混雑緩和に向けた夏の試行として 「2019 年 オフピーク通勤」を実施します)
*3:前掲注1・横浜市(東京 2020 大会の交通混雑緩和に向けた夏の試行として 「2019 年 オフピーク通勤」を実施します)
*4:小豆川裕子「働き方改革とテレワーク」小島卓弥『働き方改革時代の行政の業務改革戦略』(学陽書房,2019年)187頁