名古屋市、新型コロナ感染防止条例が成立 「疑い」市民、外出自粛を(時事通信2020年3月9日)

 名古屋市議会で9日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための条例が全会一致で可決、成立した。10日から施行する。感染が疑われる市民は不要不急の外出を控えるよう、努力義務を課した。市によると、新型コロナウイルスに関する条例は全国初。

 条例では、事業者に対して濃厚接触者の従業員を自宅待機とすることも要請。いずれも罰則は設けない。市も正確な情報発信をするよう努める。
 市内では、感染者と接触し、健康観察対象者となっていたにもかかわらず通勤ピーク時に地下鉄に乗るなど市の自宅待機要請が守られないケースがあった。条例を通じて市民に協力を求める。

本記事では,名古屋市における感染症対策の取組を紹介.

2020年3月3日付の同社の配信記事でも報道された同市による「新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための条例」「制定」*1の取組.本記事によると,2020年「3月10日」に開催された同市会の「本会議」*2にて同条例案が「全会一致で可決」された模様.

「個人と家庭の「私」生活」*3 への要請を求める同条例.条例の内容は公示後,要確認.

*1:時事通信(2020年3月3日付)「新型肺炎感染防止へ条例 全国初、感染疑いは外出自粛を―名古屋市 

*2:名古屋市HP(市会情報市会の日程)「会期中の本会議・委員会

*3:大森彌・大杉覚『これからの地方自治の教科書』(第一法規,2019年)296頁 

これからの地方自治の教科書

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