月内に軽症者受け入れ施設 新型コロナ対策で全国初―愛知県 (時事通信2020年3月24日) 

 愛知県は24日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、軽症や無症状の感染者を一時的に受け入れる施設を3月末に設置すると発表した。県の宿泊施設を活用し、当面100室の確保を目指す。県によると、こうした施設の設置は全国初という。

 県内の感染者が拡大する中、県医師会などは「感染者全員を日常医療に持ち込めば、地域医療が崩壊する」として、軽症者らを隔離する施設整備を県に要望していた。
 県は今後、入所対象の患者を決める感染症調整本部を設けるとともに、県内の医療機関と連携し、施設で患者らをケアする医師や看護師を確保する。
 大村秀章知事は同日、記者団の取材に対し「長い戦いになるので、支え手は多い方がいい」と施設の意義を強調した。

本記事では,愛知県における感染症対策の取組を紹介.

同県では「感染者のうち不顕性の方」「症状は軽快したが陰性化しない方」「軽症者の方で」「自宅療養相当とされる方を対象」とした「一時生活可能な入所施設」を「3月末~6月を目処」に「開設」*1.「規模」は「当面100室」」*2を予定.

「想定外の事態が生じたときは解決策をそのつどパッチワークのように選択するほかない」*3なかでの入所施設の確保状況は,要確認.

*1:愛知県HP(  健康・福祉健康・医療 : 健康管理 : 愛知県新型コロナウイルス感染症対策サイト )「 新型コロナウイルス感染症の入所施設の確保について

*2:前掲注1・愛知県(新型コロナウイルス感染症の入所施設の確保について

*3:飯田高「制度によるプリコラージュ」東大社研 玄田有史・飯田高編『危機対応の社会科学 下 未来への手応え』(東京大学出版会,2019年)100頁 

危機対応の社会科学 下: 未来への手応え (危機対応学)

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