9月入学検討を コロナ対策で国に提言―全国知事会(時事通信2020年4月29日)

 全国知事会は29日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国への提言に向け、緊急対策本部会合をテレビ会議で開いた。5月6日を期限とする緊急事態宣言が延長された場合、臨時休校の延長により自治体や児童生徒の間で学習機会の格差が生じる懸念がある。そのため、土曜日や夏休みなど長期休暇の活用とともに、9月入学制の検討を国に求めることを決めた。

 終了後、飯泉嘉門会長(徳島県知事)は記者団に「(9月入学制は)どの知事も大きな日本の課題であるという点について否定はなかった。全国知事会として向き合っていく必要がこの機会にあるのではないか」と語った。導入時期に関しては「しっかりと議論の俎上(そじょう)に載せることを国に提言できれば」と述べるにとどめた。
 会合には42人の知事が参加した。提言には、人の移動制限の実効性を担保するため、政府の緊急事態宣言を全都道府県で継続することや、大型連休中の往来自粛を促す政府広報の強化も盛り込む。30日以降に国に提出する

本記事では,全国知事会における感染拡大対策の取組を紹介.

2020年4月29日に同会では「第7回」「新型コロナウイルス緊急対策本部」を開催し「国への緊急提言」*1を議論.本記事によると「9月入学制の検討」,「人の移動制限の実効性を担保するため」「政府の緊急事態宣言を全都道府県で継続すること」,「大型連休中の往来自粛を促す政府広報の強化」を含む「国への提言」をまとめた模様.

同提案の実現に向けた「政治・行政ルートを通じた交渉」*2過程は要観察.