全国初 集団感染対策へ補助 松戸市、介護施設対象(千葉日報2020年5月20日)

松戸市は19日、新型コロナウイルスに伴う支援策の第2弾を発表した。市内介護・障害者施設(108施設)の感染防止対策や、両施設で感染者が出た場合に緊急でクラスター(感染者集団)化を防ぐ対策への補助金を設けた。感染リスクの高い人が多い介護現場の機能低下を防ぐのが狙い。いずれも全国初という。

 感染防止対策補助金は、職員が予防的にホテルに宿泊する場合の経費や、飛沫(ひまつ)感染防止のアクリル板設置などの経費が対象。補助額は定員数により1施設当たり20万~70万円。事業費は3600万円。

 クラスター化防止補助金は、市内の介護施設で集団感染が発生したことを踏まえた。2週間以内に感染者が2人以上発生し、保健所の承認でサービス提供を継続する施設で、感染拡大防止とサービス継続を両立するために必要な代替職員の確保や従事する職員の特別手当などが対象。1施設当たり100万円を支給。事業費は400万円。

 本郷谷健次市長は「介護分野は国が支援する必要があるが現状では不十分。市として応援しようとの意思を示した」と述べた。

本記事では,松戸市における感染拡大対策の取組を紹介.

同市では,「介護施設等」の「入所者及び介護職員の感染防止の環境を整備」を目的に「対策経費の一部を事業規模に応じて補助」をするとともに,「介護施設等で新型コロナウィルス感染症が発生した場合」に「適切な感染拡大防止対策とサービス提供の継続を確保」を目的に「緊急的に必要となる経費」の「補助」*1を実施.

自治体現場の裁量」*2的判断に基づく同取組.補助の状況は要確認.