感染防止と経済両立 市民の意見基に戦略策定へ 神戸市(神戸新聞2020年6月24日)

 神戸市は、新型コロナウイルスとの共存を前提に、今後の市の施策や市民の生活様式、経済活動の目指すべき方向性を示す「神戸市with(ウィズ)コロナ対応戦略」を策定する。

 今回の感染拡大で課題として浮かび上がった、感染防止の取り組みと市民生活や地域経済活動の両立を実現するため、市民の意見を基に戦略を描くという。

 通常、こうした戦略は行政の素案に対する意見を市民に求めるのが一般的だが、今回は素案の作成はあえて見送り。骨子案には基本的な考え方として、施策をウィズコロナ(コロナとの共存)時代に対応したものに転換▽新しい生活様式、経済活動を促進するための取り組みや支援を強化-の2点のみ盛り込んでいる。

 市民の経験や教訓を踏まえ、感染症流行下でも維持すべきもの、変えるべきものを見極め、戦略に反映する必要があるというのが、市の方針だ。

 久元喜造市長は「初めての試み。市民や事業者がウィズコロナの時代をどう受け止め、どう乗り越えようとしているのか聞きたい。知恵や意見を出し合い、活発に議論を」と呼び掛けている。

 意見は7月3日まで、市公式サイトの専用フォームで受け付ける。寄せられた主な意見は名前などを伏せ、サイト内で順次公開する。企画調整局企画課TEL078・322・5021

(初鹿野俊)

本記事では,神戸市における感染拡大対策の取組を紹介.

同市では,同市の「施策だけでなく」「市民」の「生活スタイルや経済活動」を「変容させることが求められて」いるとの問題認識から,「感染拡大の防止と市民生活・経済活動の維持・回復を両立させていくことを目指」す「神戸市withコロナ対応戦略」を「策定」*1する予定.2020年「6月10日(水)」から「7月3日(金)」の間で「骨子案」に対して「意見募集」*2を実施. 

同戦略策定後の「行動変容」*3にむけた方策の内容は,要確認.