大阪府枚方市、職員採用の年齢上限を撤廃 (日本経済新聞2020年6月26日)
大阪府枚方市は26日、来年春に中途採用する職員について年齢条件を現在の33歳から59歳に引き上げると発表した。能力や経験のある人材を幅広く募るのが狙い。同市の定年は60歳で、年齢制限を事実上撤廃する。同市によれば大阪府内の自治体では初めてで、全国でも珍しいという。
2021年春は高校卒を除くと約60人の採用を予定している。このうち約30人は大学・短大の卒業生で25歳までだが、残りの約30人は学歴や年齢を問わない。59歳なら定年まで1年間雇用し、その後は必要に応じて通常の再任用制度にもとづき継続雇用する。
選考活動は新型コロナウイルスによる環境の悪化を考慮し、例年より2カ月早める。7月からまずオンラインで書類選考した後、適性試験やウェブ面接を実施する。21年4月1日付で正式に採用する。同市は「チャレンジ精神あふれる全国の優秀な人材に来てほしい」としている。
本記事では,枚方市における職員採用の取組を紹介.
同市では,2020年「7月」に「実施」する同「市職員採用試験」から「事務員を含めた」「一部区分を除く」「各職種の年齢要件」を「59 歳まで引き上げる」*1取組を開始.同取組にあわせて,「第一次試験はオンラインで提出するエントリーシート選考」,「第二次試験以降」も「全国約250 か所で受験可能なテストセン ターでの適性検査やWEB面接を実施」*2する予定.
同取組による
「人材を確保」*3の状況は,要確認.
*1:枚方市HP(各課の窓口:広報プロモーション課:市職員採用試験の年齢制限を撤廃【令和2年6月26日】)「年齢問わず、採用します。7月実施の市職員採用試験-WEB面接等で60人程度」
*2:前掲注1・枚方市(年齢問わず、採用します。7月実施の市職員採用試験-WEB面接等で60人程度)
*3:大谷基道「ポスト分権改革時代における自治体の職員採用」河合晃一・大谷基道『現代日本の公務員人事』(第一法規,2019年),140頁
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