「感染防止」ステッカー掲出 条例で事業者に要請―小池都知事(時事通信2020年7月29日)

 東京都の小池百合子知事は29日、時事通信のインタビューに応じ、新型コロナウイルス対策を実施する事業者を対象に、都が発行する「感染防止徹底宣言」ステッカーの掲出を求める新たな条例を制定する方針を明らかにした。都内では接待を伴う飲食店などでクラスター(感染者集団)の発生が相次いでいるが、「コロナ対策と経済を回すためには都民と事業者の協力が必要だ」と訴えた。

 都内では、新規感染者数が21日連続で100人以上となっており、小池氏は現状について、「第2波だと思う」と指摘。「重症者が増えると医療にかかる負担も増える。高齢者の重篤化を防ぐための戦略的な検査体制を整理している」と述べた。
 感染防止条例は専決処分で制定する意向だ。小池氏は「ステッカーを貼ることが営業のプラスになる。都から(利用客に)お薦めする流れをつくりたい」と強調した。
 また、1年後に延期された東京五輪パラリンピックの開催可否については、「国際オリンピック委員会(IOC)が決定権を握っている」と説明。その上で、「ホストシティーとしてはコロナ対策を最優先に進めなければならない」と述べた上で、海外との往来が増えることを踏まえ、「空港などでの水際対策が重要だ」と、国に対応を求めた。

本記事では,東京都における感染拡大対策の取組を紹介.

同都では,「事業者」「向けに」「事業者が実施すべき感染防止対策を掲載した業種別のチェックシートを作成し」,「チェックシートにある感染防止対策を全て実施し」たうえで「専用フォームから申請すると」「感染防止徹底宣言ステッカー」を「取得」し,「感染防止徹底宣言ステッカー」を「店舗等の目立つところに掲示」するよう「協力」*1する取組を実施.本記事によると,「ステッカーの掲出を求める新たな条例を制定する方針」が検討されている模様.

接触自粛措置」*2ともなる同条例化案.検討過程は,要観察.