虹色ステッカーの店、感染対策行ってる? 東京都職員が見回りへ(東京新聞2020年8月15日)

 新型コロナウイルスの感染防止対策に取り組んでいる目印として、東京都が発行する虹色模様の「感染防止徹底宣言ステッカー」を巡り、小池百合子知事は14日、「ステッカーの内容を守っていただいているか確認していきたい」と述べ、都職員による見回りを実施すると明らかにした。

 今月11日には、ステッカーを掲示した東京都江戸川区のフィリピンパブで、従業員らの集団感染が判明したばかり。ステッカーは事業者が自己申告で取得することが可能なため、都は見回りによって実効性を高めたい考え。
 都によると1チーム2人、計6チームで展開。業種ごとの「チェックシート」を基に「席の間隔がとられているか」「消毒液を置いているか」「定期的な換気」など対策の実施状況を確認する。飲食店が中心となる見通し。
 不備があればその場で対応を求めるほか、まったく対策を取っていない場合にはステッカーをはがしてもらうこともあるという。
 見回りのエリアや時間は事前に告知しないが、原則毎日実施。都民からの寄せられる情報も見回り先の参考にするという。(岡本太)

本記事では,東京都における感染拡大対策の取組を紹介.

及び同年8月12日付の両本備忘録 で記録した,同都の同取組.同年同月17日から「都の職員のチームによって」「ステッカー掲示店の感染予防対策の確認をさらに行」うとともに,「業界団体と連携しての傘下の事業者のガイドラインの徹底」と「業界団体と連携しての傘下の事業者のガイドラインの徹底」*1を図る方針が示されている.

「関係者間の情報共有」*2による同連携の取組.確認作業の実施状況は要観察.

 

*1:東京都HP(都政情報 : 知事について: 知事の部屋 : 知事の記者会見 :知事記者会見/令和2年 小池知事「知事の部屋」 / 記者会見(令和2年8月))「小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年8月14日)

*2:伊藤正次「多機関連携研究のさらなる展開に向けて」伊藤正次編著『多機関連携の行政学 事例研究によるアプローチ』(有斐閣,2019年)216頁

多機関連携の行政学 -- 事例研究によるアプローチ

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