感染予防対策 千代田区、独自の認証制度 職員が店舗を確認(茨城新聞2020年8月18日)

 千代田区は、新型コロナの感染予防対策に取り組む区内飲食店にステッカーを交付する独自の認証制度を創設した。先行して始まっている都のステッカー制度が業者の自己申告に任せているのに対し、本当に対策が守れているかを行政が確認する仕組みも盛り込み、実効性の強化を図った。

 都は、虹色の「感染防止徹底宣言ステッカー」の掲示を店舗の努力義務とする条例を1日に施行した。店舗は、都のホームページで「手洗いの徹底・マスク着用」「距離を保つ」「体調不良の従業員は帰宅させる」などの項目を自己チェックして、基準を満たしていると判断できれば、ステッカーをダウンロードして使うことができる。
 千代田区は、チェック項目の内容は、ほぼ都条例に準じているが、店舗には、認証時だけでなく3カ月、6カ月、1年後と継続的な状況報告を求めた。
 「千代田区新しい日常店」と名付けたステッカーは「クラスI」と、金色の「クラスII」の2種類。ランクの高い「II」は、申告内容が間違いないことを職員が現場を確かめた上で認証する。自己申告のみで認証が受けられる「I」も、掲示後、客らから「対策を守っていない」と苦情が出れば、職員が調査に入り、改善を指導する。
 申請は保健所窓口のほか、郵送、ファクス、メールで受け付けている。(浅田晃弘)

本記事では,千代田区における感染拡大対策の取組を紹介.

同区では,「予防対策を行っている」,同区内の「飲食店および喫茶店」への「支援」を目的に,同区が位置する同都の「施策と並行し」つつ,「各店舗を知る地元の保健所が認証する」「千代田区新しい日常店」の「認証制度」*1を実施.

2020年8月17日現在,「喚起,清掃,消毒などの必須項目を満たした店舗」である「ClassⅠ」は5店舗,「保健所で実地調査を行い,より高度な感染予防対策が認められた店舗」である「ClassⅡ」*2は13店舗となる.

「物的要素に着目」*3する同取組.同認証後の状況は,要観察.