氷河期採用173倍に 東京都(時事通信2020年9月3日)

 東京都は7日、就職氷河期世代を対象とした一般事務職員の採用試験の申込者数を発表した。10人採用予定の大卒向け試験には1729人が応募。例年の新卒採用は10倍程度だが、今回は173倍の「狭き門」となった。
 人事委員会事務局によると、受験対象は来年4月の入庁時に35~50歳の人。バブル崩壊後の就職難の時期に社会人となった世代で、非正規雇用が多いとされる。10人採用予定の高卒向け試験にも1297人が応募した。

本記事では,東京都における職員採用の取組を紹介.

同都では,2020年9月7日に「就職氷河期世代を対象とした東京都職員採用試験」の「1類B」と「3類」の「申込状況」*1を公表.「1類B」は「採用予定者数」「10」名のところ「申込者数」が「1,729」名となり「倍率」が「172.9」倍,「3類」は同じく「10」名に対して「1,297」の募集があり「129.7」*2倍となっている.今後は「筆記試験」「第1次試験」が「10月25日」,「口述試験」である「第2次試験」が「11月29日」に行われ,「最終合格発表」は「12月11日」*3を予定している.

「「入口」を「開放」」*4した同取組.選考結果は,要確認.

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 これまでの報道発表報道発表/令和2年(2020年) 9月)「就職氷河期世代対象 東京都職員採用試験申込状況)」(2020年09月07日  人事委員会事務局)

*2:前掲注1・東京都(就職氷河期世代対象 東京都職員採用試験申込状況)

*3:前掲注1・東京都(就職氷河期世代対象 東京都職員採用試験申込状況)

*4:小野英一「自治体における閉鎖型任用システムと「開放性」」河合晃一・大谷基道『現代日本の公務員人事』(第一法規,2019年),124頁

現代日本の公務員人事――政治・行政改革は人事システムをどう変えたか

現代日本の公務員人事――政治・行政改革は人事システムをどう変えたか