都コロナ専用施設を公開 中~軽症対象に32床(日本経済新聞2020年12月2日)

 東京都は2日、府中市内に16日から開設予定の、新型コロナウイルスの専用医療施設を報道陣に公開した。中等症や軽症患者を対象に2病棟32床で始め、最終的に100床まで拡大する。要介護者や日本語の話せない人など、通常の病院では対応が難しい患者も積極的に受け入れる。

 都立府中療育センター(6月に移転)の建物を活用。築50年以上だが病室フロアは壁や床などを一新し患者用のシャワー室やトイレも新設した。

 病室の気圧を下げてウイルスが漏れ出さないようにする陰圧装置の配備や、感染の可能性がある場所と安全な場所を分ける「ゾーニング」の徹底で院内感染を防ぐ。日中は1病棟(16床)ごとに看護師8~10人で対応し、医師3人が常駐する。患者が重症化した場合は近くの多摩総合医療センターに搬送する。

 同施設の近藤泰児院長は「一般の病院やコロナ患者の受け入れ体制が整っていない病院の助けになれるよう務めを果たしていきたい」と話した。

 都の専用施設は2カ所目。当初11月稼働予定だったが、工事が長引き開設が遅れていた。

本記事では、東京都における感染拡大対策の取組を紹介。

同都では、「中等症及び、軽症で医療的ケアの必要な陽性患者」、「とりわけ介護が必要な方や、日本語や英語が話せない外国人等、他病院で受入れが困難な患者」を「対象に受け入れる専用医療施設」を同市に「開設」*1。同施設は「6病棟100床」で「入院のみ」*2となる。

「個体別」*3の対応となる同取組。受入状況は、要観察。