<新型コロナ>三鷹市、現金やりとりゼロ 市民課窓口「セミセルフレジ」導入(東京新聞2021年1月20日) 

 コンビニやスーパーなど流通の現場で目にする機会が増えた「セミルフレジ」が十八日、三鷹市役所本庁舎の市民課窓口にお目見えした。スマートフォンなどで瞬時に支払いができるキャッシュレス決済と現金自動精算機能を組み合わせた機器で、市によると、都内自治体での導入は初めて。 (花井勝規)
 新型コロナウイルス感染防止のため、住民票など各種証明書類の交付手続きに訪れた利用者と職員の現金受け渡しなど接触機会をなくすのが主なねらい。
 セミルフレジは、現金のほか、電子マネーやQRコードなど二次元コード決済、クレジットカードなど二十七種類のキャッシュレス決済に対応する。設置工事費込みで約百三十万円で導入した。市民課窓口では、これまで職員と利用者の間であった現金のやりとりは年間約六万六千件。これがゼロになる。市は利用状況を確認しながら、市役所以外に四カ所ある市政窓口への配備も検討するという。
 田中博文市民課長は「利用者から『スマホでかざすだけで決済ができるので便利』『待ち時間が短くなった』との声をいただいた。接触リスクを気にせず利用できることが評価されているようだ」と話した。
 セミルフレジの導入は都内の他自治体の関心も集め、これまで市には十数件の問い合わせがあったという。

本記事では、三鷹市における感染拡大防止の取組を紹介。

同市では、「新型コロナウイルス感染症対策及び市民の利便性向上」を目的に、同「市役所本庁舎1階市民課総合窓口の証明書交付等手数料の支払い」にて「キャッシュレス決済」と「セミルフレジ」を「導入」*1

「窓口のカウンターにおける人間の作業」*2を介さない同取組。「市民課総合窓口での年間約66,000件の証明書等発行」の「すべての手数料の支払いで」「市民と職員との間での現金授受がなくな」り、「証明書受け渡しまでの時間が短縮」*3することが見込まれている。利用状況は、要観察。