東京の人口24年8カ月ぶりに前年割れ、都2月推計(日本経済新聞2021年2月25日) 

東京都が25日発表した2月1日時点の推計人口は、前年同月比662人減の1395万人だった。1996年6月以来、24年8カ月ぶりに前年を下回った。新型コロナウイルス感染拡大で、他県への転出が増えているほか、出生数が減ったことなども影響した。

都の人口を前月比でみると7321人減り、7カ月連続で減少した。転出が転入を上回る「転出超過」の状態で、特に大田区江戸川区など23区内で転出超過数が大きかった。出生数から死亡数を引いた自然増減のマイナス幅が広がったことも響き、人口の減少幅は前月の2489人から拡大した。

都の人口は2020年5月に初めて1400万人を超えたが、その後は減少傾向が続いている。新型コロナ対策としてテレワークが浸透してきたことにより、職住近接の必要性が薄れ、近隣県に移り住む動きが出ている。

本記事では、東京都における人口推計の結果を紹介。

同都が、2021年2月25日に公表した2015年「10月1日現在の国勢調査結果を基準人口」とした「東京都の人口(推計)」によると、同年同月「1日現在」の同都の人口は「推計で13,952,915人」であり、「地域別」では、「区部が9,650,247人」、「市部が4,222,291人」、「郡部が55,847人」、「島部が24,530人」*1となる。同結果は、「対前月比」では「7,321人」の「減」、「対前年同月比」では「662人」の「減」となり、本記事によると「1996年6月以来、24年8カ月ぶりに前年を下回った」模様。

「都市で人が集まる」*2後の推移は、要観察。