東京都豊島区、コロナで困窮の若い女性支援するサイト(日本経済新聞2021年4月5日)

東京都豊島区は新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮するなどした若年女性を支援するため、相談窓口やイベント情報などを紹介する特設サイトを開設した。今後は教育福祉や子ども関係の10部署からなるプロジェクトチームが中心となって、具体的な支援策をまとめる。

サイトでは子育てや性暴力など女性の悩みに応じた相談窓口を掲載するほか、民間の支援団体との意見交換会や、3月に実施した生理用品の無償配布など活動実績を紹介。今後はイベント案内を随時更新していく。

コロナ禍で10代、20代の女性の自殺の増加や貧困、虐待が社会課題になっているものの、区に寄せられる相談は少なかった。こうした現状を改めようと、庁内横断で「すずらんスマイルプロジェクト」を1月末に立ち上げたという。

本記事では、豊島区における若年女性支援の取組を紹介。

同区では、2021年「1月29日」に「女性職員を中心とした全庁横断のプロジェクトチーム」を「発足」し、「コロナ禍で顕在化した10代、20代の若年女性の貧困、虐待、自殺などの諸問題」に対右する「取り組み」*1を実施。同年4月1日からは、同プロジェクトの「ページ」を「区ホームページ」にて「公開」*2

「関係者間の情報共有」*3による同連携の取組。具体的事業の実施状況は要観察。

*1:豊島区HP( 区政情報 : 広報 :  報道発表 :  【報道発表】令和3年3月 )「 若年女性を支援!すずらんスマイルプロジェクト 区ホームページから親しみやすい言葉で呼びかけ」 

*2:前掲注1・豊島区(  若年女性を支援!すずらんスマイルプロジェクト 区ホームページから親しみやすい言葉で呼びかけ

*3:伊藤正次「多機関連携研究のさらなる展開に向けて」伊藤正次編著『多機関連携の行政学 事例研究によるアプローチ』(有斐閣,2019年)216頁

多機関連携の行政学 -- 事例研究によるアプローチ

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