回想・地方自治五十年

回想・地方自治五十年

鈴木俊一の挑戦―東京を甦らせた行革と自治 (1982年)

鈴木俊一の挑戦―東京を甦らせた行革と自治 (1982年)

週末の大学業務を終え、次なる業務に対応しつつも、お仕事再開の手始めとして、鈴木俊一東京都知事が退任直後に出た回顧録と第二期に向けた第一期の功績顕示の記録を再読。鈴木知事の第一期目は、旧体制からの改革期ともいえるが、両書ともその主戦場を東京都財政再建委員会として整理。ただ、美濃部知事期と鈴木知事期との距離感ばかりではなく、連続性*1を整理する必要があると実感。
第一期目の知事としては「外交」もよいが、「内政」としては本来何をすべきか(するか)がよく分かる。

*1:曽我謙悟,・待鳥聡史『日本の地方政治―二元代表制政府の政策選択』(名古屋大学出版会、2007年)183頁

日本の地方政治―二元代表制政府の政策選択―

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