11月16日から11月18日まで,韓国へ出張.今回も,前回に引き続き,業務中心の訪韓.大学で開催された研究会への参加,今後の同業務等に関する各種打合せが続く.最終日は,寒波の到来もあり極寒.
会議の合間を見て,これまでの訪韓の際にも,時間が合わず実現に至らなかった,韓国での映画観賞を試みてみる.何軒かの映画館に行き,映画ポスターを見て選んだ映画は,「アンティーク−西洋骨董洋菓子店」(写真は,映画ポスター).
                   
日本の漫画(日本でもドラマになっていた)が原作となり,韓国版として映画化.以前,ワシントンDCの映画館で,ソフィア・コッポラの“Lost in Translation”を見たことを思い出すと,海外に居ると,何故だか,日本関連の映画を選択をしてしまう.

日本では,漫画もドラマも見ていないためストーリーも未知の状況で見てみると,基本的には洋菓子店を巡るコメディ調なお話がテンポ良く進む.途中,キム・ジェウクによる「艶っぽい」シーンの熱演(男性同士です)等もあってか,女子が矢鱈と多い場内を沸かせる.ただ,主人公チュ・ジフンが持ち続けるトラウマ的による桎梏も併走させた物語の作りとなっており,軽妙だけでは終わらないお話となっている,模様(言わずもがな,ハングルは分からないので,映像だけからの推測).日本公開は来年GW頃とのこと*1
夕刻には,食事を兼ねた打ち合わせ.参鶏湯で有名な「土俗村」の経営者が営んでいる,大変美味しい海鮮鍋のお店でした.ただ,お店では日本語(そして,英語も)が全く通じず(メニューもハングル)(海外ですので当たり前ですが,ソウル市内では少し意外).お店の方は,丁寧に食材や追加のメニューについて,口頭で説明をいただけるものの,ちんぷんかんぷんの顔をしていると「もう,困ったお客ね」との苦笑いとともに,今度は,気を利かして紙に書いて説明をし始めてくれる.ただ,その紙による説明,やはりハングルで書かれていたため,まさに,Lost in Translationな状態となり,混迷度が益々増していく・・・.
結論.やはり,まずは,はじめに言葉がありき,か.