県職員の業務改善・改革の取り組みを表彰する率先実行大賞発表会で、県は今年から審査員に一般県民を含めることにし6日、希望者の募集を始めた。発表会は2月6日、県庁講堂で開かれる。
 同大賞では、各部局の自主的・創造的な改善の取り組みを募集。経営品質担当職員らによる予備審査を通過した8件程度が毎年、発表会で紹介され、知事と副知事が選ぶグランプリや、県内の市町職員らが選ぶベストエール賞などを決めている。今年は151件の応募があり、今月中旬までに発表会で紹介する取り組みが選ばれる。県民審査員は県職員の改善活動を広く情報発信するとともに、県民の意見を今後の取り組みの参考にするために公募することを決めた。発表会では、ベストエール賞選考に参加する。応募資格は18歳以上(高校生は除く)の県内在住者で、20人を募集する。応募締め切りは25日。問い合わせは県人材政策室(059・224・2231)へ。【田中功一】〔三重版〕

本記事では,三重県における業務改善の取組を紹介.同県が開催されてきた「率先実行大賞発表会」*1において,県民の参加を行われる模様.同取組の概要は,同県HPを参照*2
同発表会では,「職員が自主的・創造的に取り組んだ改善・改革活動を募集し」「「創造性」「仕組みの良さ」「地道な取組」「チームワーク」「取組の成果」といった5つの視点で審査」し「特に優良と認められたものを表彰」*3された,「8組程度」活動を発表するもの.本記事で紹介されてきた県民参加では,「三重県内に居住」し,「高校生は除」く「満18歳以上の方」で「かつ,発表会にご来場できる方」を対象に,「20名」を「募集」.これらの県民を含む「来場者の投票により」「ベストエール賞」が「選定」される.
また,「今後の参考とするため」として,「当日,発表会に関するアンケートをお願いする予定」*4ともある.しばしば,「市民参加では,さまざまな人たちがさまざまに言い立てる」*5とも解されることがあるものの,例えば,その「さまざまな言い立て」を同アンケートを通じて把握され,更なる具体的な業務改善方策へと結びつくと,更に興味深そう.実際の発表会の結果も要確認.

*1:三重県HP(県の組織県の組織一覧総務)人材政策室経営品質向上活動に関すること)「三重県のこれまでの取り組み

*2:三重県HP(お知らせ情報)「率先実行大賞発表会への県民参加者募集について」(平成24年1月6日)

*3:前傾注2・三重県(率先実行大賞発表会への県民参加者募集について)

*4:前傾注2・三重県(率先実行大賞発表会への県民参加者募集について)

*5:田尾雅夫『市民参加の行政学』(法律文化社,2011年)34頁

市民参加の行政学

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