伊佐市は2012年度一般会計当初予算案の最終調整となる「市長ヒアリング」(10〜12日)を初公開する。予算の使い道や議論を市民に開くとともに、予算の成立過程を議員にも見てもらうことで「議会での論議をより深める」(隈元新市長)のが狙い。
 同市は08年の合併後から、年末の財政課ヒアリングを公開してきた。事業の緊急性や必要性を各課へただし、限られた歳入の中で歳出を調整。年明けの市長ヒアリングで復活折衝を行ってきた。12年度予算案の要求・査定額については、市ホームページ(HP)でも公開。現在、5781万円の歳出枠が残っており、各課が事業の必要性を市長へ“直談判”する。隈元市長は「公開することで各課の事業説明にもより分かりやすさが求められる」と意義を説明。さらに「行政の論議を若い世代にも見てもらい、市政に関心をもってほしい」と話した。課ごとの日程は市HP=http://www.city.isa.kagoshima.jp/=で確認できる。

本記事では,伊佐市における予算編成過程の公表の取組を紹介.
同市では,本記事でも紹介されているように,「財政担当課が各担当課から説明」する「予算ヒアリング」は従来からも「公開」*1で開催.例えば,前年度「平成23年度」の「当初予算各課ヒアリング日程」は(下名が上手くできないのか,何故だか,平成24年度の予算ヒアリングへのリンクができないようでした),「11月29日(月)」から「12月3日(月)」*2までの「9:00」から「16:00」前後までの5日間で開催.
本記事でも紹介されているように,本年度からは「市長ヒアリング」*3も公開.「1月10日(火)」から「1月12日(木)」の3日間で,お昼の「休憩」時間を除き,「9:00」から「16:00」*4前後の時間帯で開催.公開を通じて,「住民の視線が直接に入る」*5機会となる予算編成過程への公開の取組.視線を通じた規律付けの効用は,要確認.