県が7月から始めた携帯電話向けの県政メールマガジン「メルマガ石川」の登録者数が1000人を超えた。他の自治体では500人程度のところが多い中、目標としていた半年で1000人を突破。県広報広聴室は「携帯画面に割引クーポン画像を表示するやり方は石川だけとみられ、このようなお得情報が人気の秘密では」と分析している。
 メルマガは、〈1〉県関連施設の企画展などの情報〈2〉週末の観光イベント情報〈3〉親子向け体験学習や講演会などの情報〈4〉県からの制度紹介や各種募集などのお知らせ――の4種類で、毎週金曜日に配信されている。登録者は1101人(26日現在)。30〜40歳代が半数以上を占め、全体の約6割は女性という。
 利用者からは「県内でこんなにイベントが開催されているとは知らなかった」との声が寄せられるなど好評で、県立美術館や石川四高記念文化交流館といった施設の入館料割引クーポンや、のとじま水族館いしかわ動物園、ふれあい昆虫館の無料招待券を毎月3人にプレゼントする企画などが人気という。県は、これまで以上の登録者増を目指し、能登・加賀野菜が抽選で計10人に当たるキャンペーンを実施している。27日に配信予定のメルマガに記載されている応募用のEメールアドレスから応募する。締め切りは31日。登録受け付けは(https://ishikawa‐mmag.com/)。問い合わせは同室((電)076・225・1362)。

本記事では,石川県におけるメールマガジンの取組を紹介.同メールマガジンの取組は,同県HPを参照*1.本記事でも紹介されているように,同県のメールマガジンでは,「県関連施設のお得な情報」として,「施設における企画展などの案内」とともに,「県立美術館,歴史博物館 」に関しては,「携帯電話等に表示したクーポン画像を施設の窓口に提示すること」で「割引を受けることができる」「入館料割引クーポン」,「いしかわ動物園のとじま水族館など」は「無料招待券の「プレゼント情報」を掲載されている.
また,全都道府県レベルでのメールマガジンの発信状況は,群馬県HP*2内でまとめて掲載されており,大変有益なサイトとなっている(ただ,何故,同県でまとめて掲載されているのでしょうか,要確認).同県HPのまとめからは,現在,東京都,沖縄県を除く各道府県メールマガジンが発信されていることが分かる(広島県と鹿児島県のリンクは切れていますね).そこで,各道府県から発信されているメールマガジンの内容を確認させて頂くと,各メールマガジンの受信を登録者へのプレゼント企画を実施されている府県もあることが分かる.
例えば,「県産品や宮城県にゆかりのあるさまざまな品をプレゼント」*3する宮城県,「秋田の旬をお届け」*4する秋田県,現在は「準備中」*5茨城県,「埼玉ゆかりのプレゼント」*6される埼玉県,「季節のプレゼント」*7を行う山梨県,「全国的に知られたブランド品から,地元で長く愛されてきた個性豊かな食材まで,美味しい素材」*8をプレゼントされる滋賀県,「読者プレゼントも充実」*9した京都府,「魅力的なプレゼント企画」*10のある大阪府,「"いいもん山口"のコーナーでご紹介した特産品を,読者の皆様へ毎月抽選でプレゼント」*11される山口県,「「阿波の逸品」プレゼント」*12される徳島県,「毎月3名の方に県産品をプレゼント」*13される愛媛県,「アンケートに答えて県産品をゲットできる」*14長崎県がある(何れの府県も住民ではありませんが,思わず登録だけはしたくなりますね).
なるほど,確かに「報酬はまだ基本的な誘因の方策」*15とも解することができそう.これらの報酬整備による,受信登録者の変動などの効果も確認できると,興味深そう.要確認.