明石市は17日、弁護士資格を持った任期付職員を5人採用すると発表した。募集時の採用予定は2人だったが、泉房穂市長は「優秀な人材が多かったため」と説明している。18人が受験し、市の顧問弁護士らが面接で選んだ。任期は今春から5年間。
 採用するのは男性3人、女性2人。住所は大阪府2人、三重県高知県、神戸市各1人となっている。年齢は27歳から37歳。市民相談担当2人が政策部に、コンプライアンス担当3人が総務部に配属される。【南良靖雄】

少し古い記事ですが(先週の高知滞在の間で見落していました),本記事では,明石市における組織内弁護士の配置の取組を紹介.
同年12月21日付の本備忘録にて記録した同市の取組.選考の結果,5名の弁護士の方が合格に至った模様.募集及び選考結果は,同市HPを参照*1.まず,「22」名の募集があり,第一試験により「18名」に選考.最終的には,本記事でも紹介されているように「5」名が合格者とされている.当初の2名に比べると,やや多めの法務知識の「外部調達」*2となる模様.
同取組の開始時点では,「常勤の弁護士が2人雇えた場合には顧問弁護士のあり方も考えたい」*3との意向も示されている.既存の顧問弁護士と新たに「外部調達」された弁護士の方との役割分担の状況も,要確認.

*1:明石市HP(市政情報職員採用情報任期付職員)「職員採用試験実績

*2:鈴木潔『強制する法務・争う法務』(第一法規,2009年)184頁

行政上の義務履行確保と訴訟法務「強制する法務・争う法務」

行政上の義務履行確保と訴訟法務「強制する法務・争う法務」

*3:明石市HP(ようこそ市長室へ記者会見)「市長定例記者会見概要平成23年10月14日