水戸の魅力を創出・発信し活性化につなげようと、水戸市が4月に新設した「みとの魅力発信課」が、フェイスブックツイッターなどのソーシャルネットワークやラジオを活用して積極的な広報活動を展開している。スタッフは「やる気のある若い力」を取り入れようと公募した職員2人。縦割り行政にとらわれない自由な発想で、水戸をよみがえらせることができるか。【杣谷健太】
「魅力的な町じゃないとイベントは一過性に終わる。イベントより仕組み作りが大事」。公募職員の一人、沼田誠さん(40)は力説する。市の特定職員公募制度を初めて活用し、通常の人事制度の枠を超えた職員公募で、応募4人の中から平戸正英さん(29)とともに選ばれた。

本記事では,水戸市における広報の取組を紹介.
同市では,2012年4月より「みとの魅力発信課」を,従来の「広報広聴課」から「国内外に水戸の魅力を戦略的に情報発信」すること,同「市のさらなるイメージアップ」を図ること,そして,「経済波及効果の高い観光の分野の振興」*1を目的として「名称変更」.あわせて,同課内に「イメージアップ係を設置」*2.同課では,新たに「地元コミュニティFMの生放送番組「CITY HALL水戸」」の開始,「みとの魅力マネジメント戦略会議」の設置,「facebook*3を活用し,情報を発信され,「民間の都市の魅力度調査」で「現在」「県内2位,全国172位」の状況から,「県内1位,全国100位以内となることを目標」*4とされている,という.
同課の改称に加えて,新しく設置された同係の職員は,「特定業務に関する職員」として「(職員の中から)公募」*5された模様.本記事を拝読させて頂くと,4名の公募に対してお二人が採用されたことが分かる.「特定業務」を担当されることによる,人事管理における「多様性(diversity)」*6確保策とも整理ができそう.同職に就かれた方々の,将来的な人事管理も「特定化」されるのだろうか.要確認.

*1:水戸市HP(市長就任挨拶記者会見)「年頭記者懇話会要旨(平成24年1月)

*2:水戸市HP(市役所のしごと各課の業務総務部行政改革課)「4月から行政組織の一部が変わります

*3:水戸市HP(市長就任挨拶記者会見)「記者懇話会(平成24年4月)

*4:前傾注1・水戸市(記者懇話会(平成24年4月))

*5:水戸市HP(市長就任挨拶記者会見)「年頭記者懇話会要旨(平成24年1月)

*6:Kettl,Donald F. (2011).The Politics of the Administrative Process Fifth Edition,CQ Press.p.244.

Politics of the Administrative Process

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