葉山町議会は五日、山梨崇仁町長が公募で選んだ独立行政法人国民生活センター職員の田辺高太郎さん(45)=同町長柄=を副町長にする人事議案を賛成多数で可決した。田辺氏は十月一日付で就任し、任期は四年。町によると副町長を公募で採用するのは、全国でも珍しいという。
 田辺さんは、同志社大学法学部卒業後、銀行を経て兵庫県職員として七年勤務。大学講師などを歴任し、昨年から国民生活センターに勤務。行財政の運営、改革などの政策に携わり、葉山町自治基本条例検討委員会などの委員も務めた。
 山梨町長は「行政経験と知識に加え、学識経験者など幅広い人脈があり、期待通りの力を発揮できる人材」と話している。同町は、四年半にわたって副町長が空席となっており、山梨町長が「熱意と行動力で、行政サービスの向上とスリムな組織をつくる機構改革、町民と意思疎通を図る情報発信の強化を担える人材を」と公募。採用試験には、県内をはじめ、首都圏や九州、東海地方などから女性五人を含む三十〜七十三歳の八十八人が応募。現役、退職公務員やコンサルタント、製造業、マスコミ関係など多彩で、五次にわたる選考を行った。 (斎藤裕仁)

本記事では,葉山町における副町長職候補者の公募の取組を紹介.
2012年7月3日付の本備忘録にて記録した同取組.本記事を拝読させて頂くと「88名」の「応募」があった,という.同町HPでも紹介されているように,「第3回定例会に副町長の選任に係る人事議案を提案」,「9月5日に町議会の同意」が可決.「就任は10月1日の予定」*1.上記本備忘録内でも記録した.同職選考のために実施されたという「Web上での適性検査」.「政治任用者」*2としての同職の「適性」を図る「検査」とはどのような内容であったのだろうか.要確認.

*1:葉山町HP(お知らせ副町長候補者を公募します)「副町長選任の同意について

*2:稲継裕昭『プロ公務員を育てる人事戦略PART2-昇進制度・OJT・給与・非常勤職員-』(ぎょうせい,2011年)42頁

プロ公務員を育てる人事戦略 PART2-昇進制度・OJT・給与・非常勤職員-

プロ公務員を育てる人事戦略 PART2-昇進制度・OJT・給与・非常勤職員-