島根県海士町は、ミカン栽培を再生するため、定住して就農する研修生を募集している。
 同町のミカンは最南端の崎地区で栽培されている。約40年前には栽培面積約10万平方メートル、十数人が従事していたが、現在は同約5千平方メートルで、従事者は50〜90代の4人。研修生は新年度から3年間、町臨時職員として同地区に居住し栽培のノウハウを学ぶ。広島県大崎上島町のミカン農園で研修も予定する。期間中、月15万円の給与が支給される。4年目からは海士町から無償提供を受けた農地で栽培。収穫が見込めるまで5年間、国の制度で年150万円が支給される。50歳以下の若干名を募集。普通自動車免許の所有が条件。28日必着で、履歴書と志望理由を郵送か電子メールで送る。同町地産地商課=電話08514(2)1824。

本記事では,海士町における臨時職員募集の取組を紹介.
「地域おこし協力隊員」*1制度に基づき,同町で生産するみかんの特産品化を目的に同職を「若干名」募集.募集要件は,年齢は「概ね50歳以下」であること,そして「3年後,新規就農者となる方」.そのため「地区内」に「居住すること」や「みかん・梅の専業農家を目指す意欲」は必要となる.そのため任期は「平成25年4月1日〜平成26年3月31日まで」の1年間ではあるものの「果実栽培」は「直ぐには収穫ができないため」,「3年間,研修生という形でみかん農家」で「研修」を受け,「その後,就農して,更に,新規就農者として5年間支援」することが想定されている.給与は「月額150,000円」.ただし「賞与」はない.また,「4年目以降は,125,000円」*2となる.
性別は不問,ただし,運転免許証をもち「ミッションが運転できる方」であることは業務上の要件となる.そして,「心身ともに健康」であること,さらには「地域住民と協力しながら地域活動に取り組むことが出来る」こととも条件として明記されている.なるほど,地元農家と同職が「それぞれで集まってしまう」*3だけでは,同町の目的が実現が難しいのだろう.募集期間は「平成25年2月28 日(木)」まで.応募結果は,要確認.