猛暑が続く中、京田辺市は12日、市役所を訪れた市民に、特産の玉露を使った冷茶「水出し玉露」の振る舞いを始めた。
 同市は全国茶品評会で産地賞を11回受けた玉露の産地。今年は宇治市で同品評会が開催されることから、市民においしさを知ってもらおうと、午後1時、ロビーに小カップで約100杯分のポットを設置した。
 玉露約100グラムを5リットルのミネラルウオーターで水出しした。アミノ酸が豊富で甘いのが特長。この日も京田辺市内は38度を超える猛暑で、住民票を取りに訪れた市民らが早速、「おいしい。生き返る」と言いながら喉を潤し、おかわりをする人もいた。振る舞いは16日までの各日午後1時からなくなるまで実施する。

本記事では,京田辺市における「水出し玉露」の供応の取組を紹介.同取組は,同市HPを参照*1
「夏の節電の中でも少しでも涼しさを感じてもら」うことを目的に「水出し玉露の試飲サービス」を「市役所2 階市民ロビー」で開始.期間は「8 月12日」から「8 月16日」の5日間.各日「午後1時」から「3時」までで供応されており,「無くなり次第終了」*2となる.「まったりとしてさわやかな冷たさが味わえる究極のおいしさ」*3とも同市広報で評される同市の玉露.同市役所空間が,玉露の供応により「開放的」*4な「交流」*5起点へと結びつくと興味深そう.

*1:京田辺市HP(各課の窓口環境課お知らせ)「水出し玉露をPR

*2:前掲注1・京田辺市(水出し玉露をPR)

*3:京田辺市HP(市政・まちづくり広報京たなべ平成18年8月1日573号)「広報きょうたなべ,No.573,2006年8月1日・15日号」6頁

*4:ユルゲン・ハーバーマス『公共性の構造転換第2版』(未来社,1994年)55頁

公共性の構造転換―市民社会の一カテゴリーについての探究

公共性の構造転換―市民社会の一カテゴリーについての探究

*5:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『改訂版 ホーンブック地方自治』(北樹出版,2011年)148頁

ホーンブック 地方自治

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