名古屋市役所本庁舎の竣工(しゅんこう)八十周年を記念するイベント「祝! 八十歳誕生会」が六日、本庁舎で開かれる。
 誕生会には、本庁舎と同じ一九三三(昭和八)年生まれで、公募で選ばれた市民八人を招待。河村たかし市長らと名古屋の今昔を話題に懇談したり、庁舎を見学したりする。名古屋フィルハーモニー交響楽団弦楽四重奏が、庁舎の傘寿の誕生日に花を添える。一般公開はしない。関連イベントとして、竣工当時の写真や資料を紹介する特別展「戦火に耐えた八十年展」が六日から十月二十日まで、東区白壁の市政資料館で開かれる。入場無料。
 市本庁舎は、豊山村(現豊山町)出身の建築家平林金吾氏の設計案を基に、三三年九月六日に完成。洋風建築に和風の屋根を載せた「帝冠様式」が特徴で、九八年に国の登録有形文化財に指定された。

本記事では,名古屋市における同市役所の「誕生会」開催の取組を紹介.
同市役所の「竣工80周年」を祝い開催される同会.会の名称は,本記事でも紹介されているように,「祝!80歳誕生会」.本日2013年9月6日に開催.同会の概要は,2013年6月27日付の「市長定例記者会見」*1を参照.
同記者会見によると,同会では「本庁舎と同じ昭和8年生まれの方8名を市役所にお招き」「一緒にお祝い」するもの.お招きした8名の方とともに「名古屋フィルハーモニー交響楽団員によるお祝いの弦楽四重奏」を聞き「市役所や名古屋の昔話」の「お話を伺」い,「庁舎内をご案内し、80歳になった本庁舎の魅力に触れ」る予定とある.同記者会見では「屋上から名古屋城を見ると,どえらいきれい」*2とのこと.
「中枢性」からは「大都市の中の大都市」*3と分析される同市の物理的な「市庁舎の中」*4を内覧しつつ,同市について語る同取組.興味深い.毎年同会が開催されるとさらに興味深そう.

*1:名古屋市HP(記者会見平成25年度)「平成25年6月27日 市長定例記者会見

*2:前掲注1・名古屋市(平成25年6月27日 市長定例記者会見)

*3:北村亘『政令指定都市 - 100万都市から都構想へ』(中央公論新社,2013年)74頁

*4:前掲注4・北村亘2013年:74頁