2020年五輪の東京開催が決まった8日、都内各地で招致成功を祝う催しが開かれた。競技会場となる体育館は市民に無料開放され大にぎわい。百貨店では記念の報道写真展が始まるなどお祝いムードに包まれた。
 都庁舎前の都民広場には、約2800人の市民が集結。午前11時すぎ、招致を応援してきた大学や高校の運動部員ら約600人が「THANK YOU」の人文字をつくり、世界に向けて感謝のメッセージを発信した。都立深沢高校1年の村田みゆさん(16)は「人文字に参加して、五輪が来るんだと実感した。7年後が待ち切れない」と興奮した様子だった。

本記事では,東京都におけるオリンピック・パラリンピック開催に伴う報告会の取組を紹介.同会に関しては,同都HPを参照*1
同会は2013年9月8日の10時から11時で開催.「東京都」と「(特非)2020東京オリンピックパラリンピック招致委員会からの報告」として,副知事,同招致委員会の評議会事務総長からの挨拶とともに,来賓として都議会から副議長と同招致特別委員会委員長からの挨拶,そして,アスリートによるコメントの後,来場された方々が「「THANK YOU」の人文字」をつくる取組.本記事によると「約2,800人」が,会場となった「都民広場」に来場された模様.
「都民に開かれた交流の場」*2として整備されている同広場.開放と交流という「象徴性」*3に加えて,オリンピック・パラリンピック開催までには,実際の「広場」としての「実務性」も「発揮」*4されることになるのだろうか.今後の利活用状況は,要確認.

*1:東京都HP「2020年オリンピック・パラリンピック東京開催決定報告会の実施について

*2:東郷尚武『東京改造計画の軌跡』(財団法人東京市政調査会,1993年)170頁

*3:御厨貴『権力の館を歩く』(毎日新聞社,2010年)264頁

権力の館を歩く

権力の館を歩く

*4:前掲注3・御厨貴2010年:263頁