県内の児童らが「食べてみたい給食」をテーマに地元食材を使って考案したメニューの提供が9日、県庁食堂で始まった。県職員らは童心に帰って、郷土色豊かな“給食”を楽しんでいた。13日まで一食500円で一般利用者も食べられる。
 県内の各小中学校の児童・生徒2人と栄養教諭らでつくるチームが、白飯に合う料理を考える「学校給食調理コンテスト」で入賞した11校のメニューの販売が予定され、1日2〜3種類のメニューが並ぶ。9日は最優秀賞の高浜町立青郷小のメニューが登場。町内のキャンドルイベント「漁火想」をイメージしたアジのピカタや地場のタマネギ、カボチャを使ったみそ汁が並んだ。県教委スポーツ保健課は「子どもたちが栄養や地域のことを学んで考案した献立をぜひ食べてほしい」としている。毎日正午からの販売で、売り切れ次第終了。問い合わせは同課(0776・20・0598)。

本記事では,福井県における「学校給食調理コンテスト」の取組を紹介.同取組は,同県HPを参照*1
同コンテストは,「子ども達が「食べてみたい給食」をテーマ」に「アイディアと調理技術等を競う」*2もの.「県内の小・中学校」「特別支援学校の児童生徒2名と栄養教諭学校栄養職員または教諭1名および調理員1名で編成された11チーム」が「出場」*3.同コンテストで各章を受賞したメニューは,「実際に学校で提供され」るとともに,「本選に選ばれた」「11校のメニュー」は「県庁食堂(福井県庁1階)」でも2013年9月9日(月)から13日(金)の間で「1日2〜3種類」を「日替わり」で「1食500円」で「特別に提供」*4
実際の献立表を確認すると,最優秀賞1校(9月9日,11日),優秀賞1校(9月11日),彩り賞3校(9月10日,11日,13日),おいしいね賞2校(9月9日,12日),アイディア賞3校(9月10日,12日,13日)と参加11校は何れかの賞を受賞され,食堂で食することができる.「食べてみたい」という希望が「実現」*5すると,同県庁への来庁される方々も増加し,遠回りながらも県行政への関心も根付くことも期待できそうか.2008年12月7日付の本備忘録で項目立てを試みて以来の本備忘録の断続的な観察課題のひとつ「庁舎管理の行政学」の観点からは「第3章:役所食堂の行政学」としても興味深い.

*1:福井県HP(報道発表資料トップ)「平成25年度『学校給食調理コンテスト』メニューを県庁食堂で提供します 平成25年9月4日

*2:前掲注1・福井県(平成25年度『学校給食調理コンテスト』メニューを県庁食堂で提供します 平成25年9月4日)

*3:福井県HP(報道発表資料トップ)「学校給食調理コンテストを開催します 平成25年8月14日

*4:前掲注1・福井県(平成25年度『学校給食調理コンテスト』メニューを県庁食堂で提供します 平成25年9月4日)

*5:玄田有史「福井の希望を考える」東大社研・玄田有史編『希望学 希望の福井,福井の希望』(東京大学出版会,2013年)53頁