福山市は11月、希望する市民にバラの苗計7千本を無料配布する。市民と行政が力を合わせ「100万本のばらのまち」の実現を目指し、従来の春の配布に加える。
 市内に住む個人や団体が対象。11月の指定日時に、市民センターなど計6カ所で受け渡す。多くの人がバラを見られる場所に植え、報告書を提出することが条件。市役所や支所、公民館などにある所定用紙で申し込む。締め切りは23日(消印有効)。1世帯5本、1団体50本が上限だが、申し込み状況で配布本数は変わる。市協働のまちづくり課=電話084(928)1051。

本記事では,福山市におけるバラ配布の取組を紹介.
「100万本のばらのまち福山」の目標のもと「ばらづくりの普及・拡大を図ること」*1を目的とした同取組.配布は,「市内に住所を有する個人(世帯)又は市内に所在する団体,事業所」と限定のうえ,配布後の「植栽場所」は「多くの人が植栽された「ばら」を見ることができる場所」と植栽地は指定される.
また,配布基準と本数も配布対象で異なる.具体的には「個人(世帯) 」は上限本数が「5本」.これは「世帯が別でも同一住所の場合」には「1世帯」とみなされる.「団体及び事業者」は「50本」が配布本数の上限であり,「植栽面積10㎡以上で面積に応じて」「1㎡あたり1本」として「本数を決定」*2する.なるほど,無定量無制限に「バラまき」*3をされることなく,確実に配布される同取組.市内に咲き誇るバラの光景も是非見てみたい.

*1:福山市HP(担当部署でさがす協働のまちづくり課秋のばら苗配布事業のお知らせ)「2013年度(平成25年度)秋のばら苗配布事業実施要領

*2:前掲注1・福山市(2013年度(平成25年度)秋のばら苗配布事業実施要領)

*3:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『改訂版 ホーンブック地方自治』(北樹出版,2011年)31頁

ホーンブック 地方自治

ホーンブック 地方自治